論理回路デザイン
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考えのまとめ

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ラフな設計時点からメモを取っていなかったせいで、同じ課題を2度も3度も考える羽目に何度か会いました。その場では忘れるわけないと思ってついつい。ちなみに、メモ書きも誰かに解説するくらいの詳細さがないと、後に暗号のごとく読み解けず後悔多々です。
[2]
目標値と想定値は設計の経験が上がると一致してきて、仕様策定と詳細検討の往復が少なくなると考えています。頭の中で瞬時に往復するイメージです。
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加算器の符号の考え方ですが、指数・仮数で合わせて数字の大きい方の符号に着目する方式が一般的だと思われます。

大きい方の符号を元にもう一方の符号を操作して、必ず大から小を足すか引くようにすると、仮数部の計算が単純化できますので。サンプルコードはこれに0か非0かも条件に入れ、符号と反転したかどうかを生成しています。
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まるめはIEEE754で5つの種類が定義されています。この中で最近接まるめ(特に偶数)が一般的です。ここでは、単なる最近接めるめになっています。なお、最近接まるめではない方向まるめは符号等の操作も必要かと思われます。
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C言語でモデルを作ったり、期待値を生成させることは頻繁にします。パイプラインの系統とフローさえ決まれば、SystemCなどを用いてもいいと思います。