論理回路デザイン
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[1]
CPUのキャッシュはデータ依存で生じるストールを減らすため、専用の高速SRAMを使用してレイテンシを抑制します。それに伴い、論理設計・合成・レイアウトを同時に実施して最適化を図ります。
[2]
通常キャッシュミスした場合、メモリデータ取得まで次のアクセスをブロックします。しかしCPUと違い、エンジンは逐次先行してアクセスを行うため、ブロックしないようにします。このNon-blockingを採用することでスループットを最大化させます。
[3]
コンパイラブルな論理記述では通常クロックで駆動するSRAMを使用します。Writeは即座に実施されますが、Readは1サイクル遅延して出てきます。つまり、Readには少なくとも2サイクルは必要になります。
[4]
我々にコーディング比較になりますが、フル実装版と簡素版ではソースコード比較(行数)で6倍もの差になります。実は、Writeの有り無しが一番影響します。